Sorry this page is Japanese only
Topics index
       
2014/12/25
次の topics →
← 前の topics


Fuji Grout Techno co.,ltd

平成26年12月25日

◆床下空洞充填工事

 この工事は、土間コンクリートと地山との間に発生した空隙を埋めることにより、土間の陥没事故を防ぎ、躯体と地山の一体化を図ることを目的とします。
 長い年月が経過すると、どうしても地山の方が痩せてしまうことが多く、空隙が発生してしまう事があります。
 また河川や海岸において、台風の後等で河床コンクリートのその下が洗われてしまい空洞が出来てしまう事もあります。
 このような事案が発生した場合、ローコストで現状を維持する為の工事が今回紹介する床下空洞充填工事です。
 よくある地盤改良工事とは違います。

 地山に負担のかからない軽いグラウト材(エアーミルク・エアーモルタル・硬質発泡ウレタン等)から、重くて強度のある無収縮系のグラウト材や普通モルタルまで色々な充填材による施工を行います。


 今回紹介する現場は某小学校改修工事の一環として、1階土間コンクリート下部に発見された空洞の充填工事を行ったものです。


 教室の床板を剥がした状態からの作業です
 グラウト孔の間隔は2〜3mで、開けたい所にスプレーペンキにてマーキングを行います。
 この間隔に関しては任意の場所になるのですが、注入することによる土間コンクリートへの負荷が掛からない程度の間隔となり、以前からこの程度の間隔にて施工しております。


 マーキングをした箇所に鉄筋が入っていないかどうかを探査します。
 削孔時、土間コンクリートの鉄筋を切ってしまわないよう綿密に調査し、鉄筋の入っていると予想される箇所にチョークで線を引きます。


 コアドリルにて直径65〜70mmの削孔を行います。
 (空洞が見えますね)


 施工注入予定数量が少ない為、簡易移動式プラントを設置。
 いわゆる車上ブランプですが、必要なものを降ろしての作業になります。


 注入先端金具を削孔した穴へ固定します。


 奥の注入孔から注入し、手前の確認孔へグラウト材が連絡し流出した状況です。


 つい気を抜いていると、後の方で溢れていることがあるので油断できません(笑)