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2002/09/02
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Fuji Grout Techno co.,ltd

平成14年9月2日

◆最近の深礎杭裏込めグラウト

 深礎杭とは橋脚や橋台の基礎杭の一種で、このホームページをご覧になる土木屋さんなら誰でもわかるものなのですが、その深礎杭もここ最近(といっても4〜5年経つような気が・・)、施工方法が変わってきました。

 従来の方式だと、私たちグラウト屋さんは、杭の中のコンクリートを打設した後にライナープレートの裏込め注入に呼ばれて来たものなのですが、最近はそのライナープレートを使用せずに深礎を掘る「モルタル吹き付け工法(モルタルライニング)」が主流です。

 本来、この工法だと私たちグラウト屋さんは必要ないように思われるのですが、1本の深礎杭を掘るにしても、地山の状態が悪い施工箇所では上記2つの工法を組み合わせて施工が行われます。そんな時が私たちの出番なのです(笑)。

 ↑杭の上部

 ↑杭の中 


 深礎杭の上部の地山の状態が芳しくない所ではライナープレート(鋼製波板)を使用し、地山の状態が安定してから(この写真の底の部分から下方向へ)掘る場合は、モルタル吹き付け工法に変更し所定の深度まで堀りすすんでいく訳です。

 その掘りすすむ前にライナープレートの裏込め注入を行うのが私たちの仕事なのです。

 余談ですが、日頃このような高い所の登り降りしてないので、本当に怖いです。いくら安全帯やセーフティーロックをつけていてもマジ怖いです(泣)